アロマテラピーでストレス解消。効果的な精油と使い方

Aromatherapy

ストレス解消や癒しを求めて「アロマテラピー」を行ったことがある人もいるかと思います。

良い香りに包まれていると、どこか気持ちがほっとするものですよね。中には、押し殺していた感情を解放するきっかけがつかめたという人もいるでしょう。
あるいは、過去の嬉しかった思い出や切ない記憶を思い出してしまう人もいるかもしれません。

アロマテラピーによって記憶や感情が呼び起こされるのには、きちんとした理由があります。
それは、私たちの嗅覚が脳と密接に関係しているからです。
嗅覚は、感情や記憶を司る「大脳辺縁系」と直接つながっているため、香りによって感情や記憶が呼び起こされるのです。

一般的に、アロマテラピーには「精油」と呼ばれる油を使います。油といっても食用のごま油やサラダ油とは違い、口にすることはできません。

精油は、花や樹木といった植物の様々な部分から抽出される芳香成分です。その香りは様々で、種類によって効能が違います。
アロマテラピーを行う際は、自分の体調や心の状態に合わせて精油を選ぶようにしましょう。

自宅でできる簡単なアロマテラピー

アロマテラピーというと、専門のサロンに行かなければ体験することができないと思われがちですが、自宅でも簡単に行うことができます。
アロマディフューザーやアロマポットといった専用の器具を使う方法だけでなく、身近にあるものでも楽しむことができるのでその一部をご紹介しましょう。

1.アロマストーン

アロマストーンは、素焼きの小さなプレートです。100円ショップなどでも売られていることがあります。
使い方は簡単で、アロマストーンに直接精油を垂らし、置いておくだけです。部屋全体に香りを行き渡らせたいときなどに使います。
アロマディフューザーやアロマポットと違って、熱を使わないので穏やかに香るのが特徴です。
強い香りが苦手な人でも比較的手を出しやすいアロマグッズではないでしょうか。

2・芳香浴

マグカップなどにお湯を張り、そこに精油を垂らして芳香浴をするのもおすすめです。
ゆったりと蒸気を吸い込むことで、リラックスすることができます。
ただし、精油を含んだ蒸気で咳が出ることもあるので、のどが弱い人や咳が出やすい人は注意してください。

3・足湯

一日の疲れを癒すなら、足湯はいかがでしょうか?
洗面器にお湯を張り、精油を垂らします。肌が敏感な人は、精油を小さじ2杯の塩と混ぜてから入れるようにしましょう。

4・コットン

普段使っているコットンに精油をしみ込ませるのも良いでしょう。
クローゼットの中などに忍ばせておくと、服にも良い香りが移ります。

アロマを楽しむ際の注意点

とても良い香りがする精油ですが、中には精油の香りが苦手という人もいます。
オフィスなど人が集まる場所で行う際には、周囲への配慮も忘れないようにしてください。
ディフューザーやプレートを使って部屋全体に香らせるのはNG。
周囲に香りが広がらないよう、ハンカチやコットンに垂らして嗅ぐなど自分だけで楽しむ工夫をしましょう。

オススメの精油5選

アロマテラピーを行う際は、目的に合わせた精油選びが大切です。
今回は、リラックス・ストレス解消にスポットを当てておすすめの精油を5種類紹介したいと思います。

1.ラベンダー

 
日本でもポピュラーなハーブの「ラベンダー」は、リラックスしたいときにおすすめです。
リラックス効果が高いので、朝に使用するのは避けてください。
寝る前などに使用すると、安眠効果も期待できます。

2.オレンジ・スイート

 
憂鬱な気分を明るくしたいときにおすすめなのが「オレンジ・スイート」です。
嗅ぎ慣れたオレンジの香りなので、万人受けします。

3.カモミール・ローマン

 
ショックな出来事があって、傷ついている心を癒したいときにおすすめです。
リンゴのような優しいフローラル系の香りで、安眠効果も期待できます。

4.サンダルウッド(白檀)

 
お寺などで馴染みのある「サンダルウッド(白檀)」は心を深く落ち着かせたいときにおすすめです。
お線香のような、甘くエキゾチックな香りがします。
妊娠初期やうつの症状がある人は使用しないでください。

5.ネロリ

 
心の疲れを回復したいときにおすすめの精油です。
ビターオレンジの花から作られた精油で、フローラルな柑橘系の香りがします。
安眠効果もあり、リラックス効果も高いので、朝の使用には向きません。

アロマテラピーは、ストレス解消に効果的です。
気軽に始められるので、毎日の生活にアロマテラピーを取り入れて、心穏やかに毎日を過ごしましょう。

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