車で通勤するなら軽自動車orコンパクトカー? どちらがよいの?

Compact car

車通勤をされている方に人気のある軽自動車orコンパクトカーは、選択肢の候補としてよく上がると思います。
今回、そんなあなたのために、車通勤で使用する場合「軽自動車かコンパクトカー」どちらが良いのかを判断する時に役立つ、メリット・デメリットをご紹介します。

車通勤での軽自動車のメリット・デメリット

まずは軽自動車のメリット・デメリットについて見ていきましょう。

1・車の維持費が安い

軽自動車の税金は、年間7200円(平成27年4月以降の新車は10,800円)とコンパクトカーの三分の一以下です。
自動車保険料もコンパクトカーより断然安くなっています。

車検代、メンテナンス代、部品交換代なども安いです。部品交換の例ですと、タイヤ、オイルなどは
コンパクトカーより価格が安いためです。(タイヤはサイズが小さいため、オイルは投入する量が少なくて済むためです。)

2・燃費がよいため、ガソリン代が安くすむ

最近の軽自動車は、スズキのアルトなどリッターあたり30kmを超えて走る車もでております。
コンパクトカーでも燃費の良い車はでていますが、最大2倍を超える燃費の差がでる場合もあります。
ガソリン代の節約効果は、抜群に軽自動車です。

3・高速料金が安い

軽自動車とコンパクトカーを比べてみると、軽自動車の方が2割ほど安い料金ですみます。
(一部同料金の高速自動道もあります。)

とにかく維持費など費用の安さが魅力的に見えますね。
ではそんな軽自動車のデメリットはどんなところなのでしょうか。

1・走行安定性が低い

軽自動車は、車体重量が軽いため、強い風がふいている場所や、大型自動車(バス・トレーラーなど)が横を通るだけでも風にあおられてハンドルを取られてしまい、その結果、車線をはみ出してしまう場合があり、運転をしていて不安を感じる時があります。
また、高速で走る時の安定性も低いため、高速での運転は疲れやすくなります。

2・軽自動車は、最大4人までしか乗車できない

コンパクトカーは最大5人まで乗車できますが、軽自動車は最大4人までしか乗車できません。
また、荷物をのせるスペースも狭いです。

車通勤でのコンパクトカーのメリット・デメリット

続いてコンパクトカーのメリット・デメリットを見ていきましょう。

1・車内空間が広く、居住性が高いためゆったり乗れて運転しても疲れにくい

軽自動車は、車幅に制限があるため車内空間がどうしても狭くなってしまい
大きな体格の方は、乗り心地の窮屈さを感じてしまいます。
しかし、コンパクトカーは、車幅が広いためゆったり座ることができ、快適に乗ることができます。
さらに荷物を軽自動車よりたくさんのせることができます。

2・車体が硬性ボディで作られているため安全性が高い

コンパクトカーは、軽自動車と比べて強度のフレーム形状を用いているため、ボディ硬性が高く、事故に遭遇した場合の衝撃吸収能力が高くて安心できます。

3・走行安定性が高い

軽自動車より、エンジンの静穏性が優れています。車幅が広くてタイヤのサイズも大きいため、地面との設置面積が広く、走行での安定性が高いです。

特に高速走行では、軽自動車は、風が強いとハンドルがとられやすく、風切り音が大きいですが、コンパクトカーは、高速走行での安定性が高く快適です。

コンパクトカーのデメリットはどこにあるのでしょうか。

1・車の維持費は軽自動車より高い

自動車の税金をはじめ保険料、車検代、車のメンテナンス代、タイヤやオイルなどの部品交換代は軽自動車と比べて高いです。

2・燃費の良さは軽自動車にはかなわない

コンパクトカーも燃費性能が格段によくなっていますが、やはり、エンジンの排気量が大きく、車体重量も重いため軽自動車に比べて燃費性能はおとってしまいます。

車通勤での軽自動車orコンパクトカーの現在の保有比率は?

では他の方はコンパクトカーか軽自動車、どちらが多いのでしょうか。
軽自動車検査協会が調べた「乗用車の保有車両数の車種別構成比」というデータによると以下の数値で、車の保有率は、軽自動車とコンパクトカーは、ほぼ同数となっています。

・軽乗用自動車35.3% 小型乗用自動車(コンパクトカー)35.1%普通乗用車29.6%(2016年現在調べ)

ちなみに20年前(1996年)は、軽乗用自動車13.2% 小型乗用自動車(コンパクトカー)68.3%普通乗用車18.5%。
そして10年前(2006年)は、軽乗用自動車25.2% 小型乗用自動車(コンパクトカー)45.7%普通乗用車29.1%となっており、軽自動車の割合は年々増加しており、コンパクトカーは、年々減少しています。

あなたにもっとも相応しいのはどちらか

車体購入予算、維持費、燃費の良さなどの経済性重視なら軽自動車が、安全性が高く、車内空間が広くて乗り心地の良さを重視するならならコンパクトカーがおすすめです。

通勤に使う最適な車として、どちらが良いかを判断する材料にしていただければと思います。

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