妊娠しても快適に通勤するための方法

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経験者にしかわからない、と言われればそうですが、妊婦にとって「電車通勤」とは、なかなか辛いもの。初期はつわりで苦しく、中期・後期は体が重く立ちつづけることができず、毎朝家を出るのが億劫になります。

今回はそんな妊婦さんにおくる、快適に通勤するための方法をご紹介します。
「電車で妊婦さんを見たことあるな」という方もぜひご覧ください。

まずは外見から「妊婦である」ことを分かってもらう

これはどんな妊婦さんでもまず実行する、電車通勤の常道だと思います。
特に妊娠初期はまだ体型の変化はないものの、つわりで気分が悪くなることが一番多くなる時期。
周りに妊婦だと分かってもらえないのは、通勤時間をより厳しいものにしてしまいます。

まず誰もが思いつくのは、マタニティマークをもらうことですよね。
イラストとともに「おなかに赤ちゃんがいます」と書かれた、あれです。

鉄道会社などでは母子手帳を見せれば無料でもらえますが、小さすぎて目立たないなと感じたら大きめのものを購入すると良いでしょう。

そのほかにも、外見や服装で「妊婦感」を出すこともできます。
妊娠初期であっても、チュニックなどお腹周りがゆったりした服装を心がけたり、靴はフラットシューズを履くようにしたりすることもそうです。

つわりの時期、風邪の季節だけでなくてもマスクを常用することもお勧めします。また、お腹をかばう仕草をするなどでも、妊婦さんなんだなと気がつかれやすいのではないでしょうか。

時差通勤を申請する

いくらきちんと周囲の人に「この人は妊婦である」と分かってもらえても、実際の所ピークのラッシュアワーの電車に乗るのは妊娠している人にとって物理的に危険ですし、精神的にも辛いもの。混んだ電車といっても、できればギュウギュウでないくらいの時間帯に乗りたいですよね。

テレワークなどで在宅勤務ができれば一番良いですが、そうもいかない場合は一番辛い時期だけでも時差通勤を申請してみるのはどうでしょうか。

会社のルールとして、それを許可する制度を持っているところもありますし、子供がいる、または妊娠経験のある上司や人事の人を狙って相談するのも許可が降りやすいアプローチでしょう。

申請し、許可が降りた暁には、同僚への周知や気遣いも忘れないようにしましょう。

始発の駅から乗る、遠回りでも空いている路線を選ぶ

妊婦さんにとって「電車で座れるか」というのは最重要ファクターです。
ですので、少し時間はかかっても確実に座れそうな始発駅が近くにあるなら、そこまで行って乗るのも良いでしょう。

また、似たような場所を通るもう少し空いている路線がほかにあるなら、妊娠中だけでも通勤経路を変えてみるというのも一つの手です。

特に30分以上立ちっぱなしになる可能性が高い通勤経路なら、検討の価値ありだと思います。

女性専用車両や有料車両を使う

それでも、どうしても混雑のひどい電車に乗らなければならないなら、混み具合がゆるそうな女性専用車両やグリーン車、または同じ路線を走る有料特急を使うなどという手も試してみる価値があります。

もちろん特急や有料車両を使えば費用がかさんでしまいますが、お腹が目立たず(妊婦だと認識されにくく)つわりのひどい時期だけ、など割り切ってしまいましょう。もしかしたら勤務先に補助制度があるかもしれませんから、ダメ元で会社に相談しても良いでしょう。

誰かと一緒に通勤してもらう

誰かと一緒にいれば物理的に守ったりかばったりしてもらえますし、周囲に妊婦であるということも認知されやすくなります。共働きの配偶者が同じ方向に通勤しているなら、辛い時期だけ時間と通勤経路を合わせて付き合ってもらうのも良いでしょう。

また、家族や親戚、通勤経路が同じである同僚に相談し、期間を限定して協力を頼むのも一手かもしれません。

妊娠期間中の通勤は、体型の変化が現れてくる後期よりも、むしろ周囲に認知されにくく、つわりなどで辛い初期の頃の方が困難なものです。必要があれば会社や主治医に相談したりしながら、産休に入るまで快適に通勤し、仕事ができるようにトライしましょう!

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