どうしよう!通勤中に気分が悪くなった場合の対処法

train_poor-physical-condition

製薬会社のCMなどで、通勤途中に気分が悪くなる人の場面が出てくることがありますよね。
コマーシャルなら「この薬を飲んで解決!」というところでしょうが、実際には薬を飲んでもスッキリ解決とはいかないことも多いし、かといって引き返して家で休むということができない場合も多いでしょう。

今回はもしも通勤途中で具合が悪くなったら・・・という場合の対処法について、いくつかご紹介したいと思います。

症状が一時的で軽いものなら

不意に気分が悪くなった時、それを「一時的なものか」どうか判断するのは難しくもあります。
けれど、「ちょっとおかしいな」とか「じっとしていれば過ぎていきそうかな」と感じる程度なら、まずは目をつぶって呼吸を整えてみましょう。

また、姿勢を正して呼吸しやすくする、頭を傾けたり腕を伸ばすなどして簡単なストレッチをするなど、その場でできる改善法をまずは試してみましょう。
目安としては、一駅の区間くらいでしょうか。
それくらい続けて症状が改善しそうなら良いですが、そうでなければ次の駅で降りるなども考えましょう(降りる場合については後述)。

準備してある対処法を実行してみる

持病や、以前にも経験したことがあって、症状が馴染みのあるものなら「どうすれば改善するか」は、きっと分かっていると思います。
そうであるなら、あらかじめ電車内でもそれを実践できるように普段から準備しておくと良いかもしれません。

例えば、常備薬があるならそれを持ち歩いたり、気分が悪くなった時すぐに着用できるようマスクを常にカバンに入れておくというのもその一つです。
気分の悪い時はお茶の味でも症状を増悪させるということもありますから、好きな飲み物を持ち歩くのも良いでしょう。

とりあえず次の駅で降りる

一時的だと思っていた症状がなかなか解消しない、または強まってしまった時、「もう少し目をつぶっていれば」「深呼吸を続けていれば」と我慢してしまうと、かえって症状が悪化してしまうこともあります。

持病の症状が出た時でも、準備していた対処法で改善しない場合は、思い切って次の駅で途中下車してしまいましょう。

閉じた空間から出て外気に当たることも重要ですし、ベンチに腰掛けたり、飲み物を買って飲むなどした方が、電車内にとどまるよりも症状が改善する可能性は高いのではないかと思います。

それでも改善しないようなら、そこから病院に行った方がいいでしょうから、いずれにせよ電車を降りてしまうに越したことはありません。

他の乗客、駅員に助けを求める

ここまでは緩やかに症状が出てきた場合について紹介して来ましたが、そうではなく突然強烈な症状が襲ってきたらどうでしょう。

「周りに迷惑をかけてしまう」「恥ずかしい」と思いがちで、なんとか一人で対処しようとしがちな人も多いのではないかと思います。
けれど車内で倒れ、電車を遅らせたりする方がよっぽど周りに迷惑なるかもしれません。
そのように割り切ってしまえば、精神的にも楽ではないでしょうか。

次の停車駅までまだ距離があるようなら、周りの人に気分が悪いことを伝え、席を譲ってもらったり、次の駅で降りるアシストを頼むなどしましょう。
いくら無関心な人が多そうな通勤電車の中でも、気分が悪いと助けを積極的に求めている人を無視する人はいないですよね。

次の停車駅が近い、または自分で電車から降りられそうなら、降りた駅で駅員に気分の悪いことを伝えましょう。
病院に行く手伝いをしてもらったり、または駅舎内のどこかで休ませてもらうことができるかもしれません。

情けは人のためならず、ではないですが、もし通勤途中で他の人が気分が悪そうにしていたら、ぜひ助けの手を差し伸べてみてください。
突然気分が悪くなることは、誰にでも起こりうることです。次はあなたが、誰かに助けてもらうことがあるかもしれないのですから。

ダウンロードはこちらから

お知らせ