「仕事の人間関係」に疲れた時にこそ考えたい3つのこと
世の中には様々な仕事の悩みがありますが、中でも特に大きな悩みが「人間関係」にまつわる悩みではないでしょうか。
気が合わない人とでも、仕事である以上我慢して付き合わなければならないのが辛いところ。
お互いが大人になって、ビジネスとして気持ちよくやりとりができれば良いのですが、中には大人として恥ずかしいふるまいをする人もいます。
ここでは、仕事の人間関係に悩んでいる人にこそ立ち止まって考えていただきたいことを3つお話しします。
人間関係も仕事のうち!?
様々な仕事がありますが、どの仕事も自分一人では行うことができません。
取引先や同僚、上司、依頼主、お客様など、とにかく様々な人とのかかわりの上で仕事が成り立っています。
頭を下げたり、相手を立てたり……仕事の人間関係は、存外面倒なものです。
仕事がスムーズに進めばそれで良いと思う人もいるかもしれませんが、この日本ではまだまだ「情」とか「形式」「伝統」「慣習」などが幅を利かせています。
また、会社の人との飲み会もまだまだあるでしょう。
「行きたくない」「面倒くさい」と断れば断ったで、「協調性がない」「今の若いものは……」と良い顔をされないことも珍しくありません。
円滑な人間関係は仕事に反映してくるので、今一度立ち止まって仕事の人間関係を考えてみましょう。
付かず離れずの距離を保っていけるようにしてみてはいかがでしょうか。
1.仕事の人間関係はある程度割り切る
気の合う人とだけ仕事ができれば良いのですが、そうはいかないのが仕事です。
仕事の人間関係は、ある意味「強制される人間関係」。
これを自分の思い通りにしようとしても、どうにもなりません。
仕事の人間関係は、ある程度の割り切りが必要です。
気の合わない人と仕事をしなくてはならないのも、自分の思い通りにならない人と仕事をしなくてはならないのも、すべてはあなたが自分から望んだわけではありません。
いわゆる「ご縁」があっただけのことです。
ご縁というのは、すべては神のみぞ知るめぐりあわせですから、どうすることもできません。
「気に食わない人と仕事をして、時給〇〇〇円」
「ここを耐えれば、〇〇〇円」
のように、ある程度「お金を稼ぐため」と割り切ったほうが、落ち込まずに済みます。
2.必要以上に好かれようとせず、自分の意見を上手に伝える
女性の場合「お昼はみんなで一緒に」なんて慣習がある職場もあるのではないでしょうか。
「今日はちょっと外に食べに行きたいな」などと思っても、お局様が「みんなで一緒に」というから仕方なく一緒にご飯を食べている……という人もいるかもしれません。
あなたは、仕事をしに職場に行っているので、必要以上に仕事の人間に好かれようとすると疲れてしまいます。
例えば飲み会に誘ってもらったけれども、疲れていて帰りたいと感じたら断ってみるのも手です。
「すみません、ちょっと疲れていて早く休みたいんです。また声かけてください」と言えばカドも立ちません。
相手の気持ちを尊重しつつ、自分の意見も伝えることがストレスを溜めないコツです。
3・協調性は必要
多くの人は「仲良くなること」と「協調性があること」を一緒くたにして考えています。
しかし、これは本来まったく別のものです。
仕事で重要なのは協調性で、ただ仲良くなることではありません。
協調性と「仲良くなること」はまったく別のものということに気が付けば、必要以上に仕事の「仲良しこよし」な人間関係に煩わされることもなくなるのではないでしょうか。
仕事に人間関係の悩みはつきもの
仕事をするうえで、人間関係の悩みは尽きません。
だからこそ、それに煩わされていてはもったいないと思いませんか?
仕事の人間関係で大事なのは、ある程度の割り切りと距離感です。
自分が仕事をするうえで、必要以上に近い距離の人間関係は果たして良いものなのかどうかを、一度立ち止まって考えてみてはいかがでしょうか。