仕事で眠くなったときの眠気覚ましの方法3つ
仕事中の体調は、日によって変わります。春など、眠気が起きやすい季節もあります。食後に眠くなってしまう体の自然な働きに悩まされることもあるでしょう。
仕事中の眠気をどうにかできないかと思っているなら、自律神経の仕組みをうまく使った眠気覚まし方法を実践してみましょう。すぐに取り入れられるおすすめの方法を3つご紹介します。
1.簡単だけど効果的! 1杯の水が効く
眠くなったときに、「顔を冷たい水で洗ってこよう」と思ったことがありませんか?
この行動は、ただ気分的な効果だけをもたらすものではありません。
人の体のコントロールには、「自律神経」が大きな影響を及ぼしています。
簡単に言うと、活動的なモードになっているときに働くのが交感神経、休養モードになっているときに働くのが副交感神経です。
仕事中に眠気が襲ってきたら、「交感神経を優位にすればいい」ということになります。
交感神経を優位にする方法の1つが、「冷やすこと」。
眠くなると体がボワーンとするような感じがしませんか?
体が温かいようなポカポカした感じもして、そのために「冷たい水で顔を洗いたい!」という欲求が起こるのです。
冷たい水を1杯飲むだけで体が交感神経優位となり、眠気覚ましに役立ちます。
ただし、お腹が弱い人の場合は、顔を洗うなどの別の形で冷やす方法がおすすめです。
2.ストレッチやツボ押しで体を刺激しよう!
交感神経を優位にするためには、体を動かすことも効果的です。
仕事のリズムを調整するときに、「眠くなりやすい午後に、コピー取りなど、歩くことが必要な仕事を入れるようにする」などの工夫がおすすめ。
座りっぱなしなど、歩くなどの行動が難しい仕事の場合は、ストレッチやツボ押しを取り入れてみましょう。血行が良くなることで脳の働きも良くなり、何もしないときよりも仕事の効率を上げることができます。
肩こりが気になっている人は、肩甲骨を意識しながら腕をゆっくり回します。足がだるくなりやすい人は、足首を回すストレッチが効果的です。
体を動かす方法と同じように、血行を良くする効果をもたらしてくれる別の方法が「ツボ押し」です。
パソコン作業など、目が疲れやすい人におすすめの眠気覚ましのツボは「晴明(せいめい)」。
目頭のやや上で、鼻の付け根を親指と人差し指で挟みます。目の奥ではなく、鼻に向かって押すことが大事なコツ。
イライラも抑えてくれる眠気覚ましのツボは「中衝(ちゅうしょう)」。
中指の爪の付け根にあります。親指側の付け根にあるのですが、反対側の手の親指と人差し指で、爪の付け根左右から挟むようにして刺激すると簡単です。あまり目立つことなく刺激できる場所のため、覚えておくと便利ですよ。
3.ストレス解消効果も! アロマオイルで眠気覚まし
LOFTなど、生活雑貨を扱っているお店で気楽に手に入れられるアロマオイル。
自律神経を整える効果に優れ、香りの選び方を工夫することで眠気覚ましに役立てることができます。
・ペパーミント
ミント味のガムでなじみのある香りです。スッキリする香りが特徴的で、ストレス解消効果にも優れています。消化器の調子も整えますから、胃の調子が優れないといったタイミングにもおすすめのアロマオイルです。
・ユーカリ
呼吸器系の働きに優れていることで有名なアロマオイル。鼻やのどがスッキリするため、風邪を引きやすい季節にもおすすめ。殺菌力が強く、防臭効果もありますよ。
アロマオイルは天然のオイルのため、一般的な香水よりもなじみやすく感じられます。
しかし、香りには好みがあります。初めて購入するときは、店舗で香りを確認してからにしましょう。
まとめ
仕事中の眠気を解消する方法をご紹介しましたが、夜にぐっすり眠ると効果をさらに上げることができます。
眠る前のスマホをやめるだけでも、副交感神経が優位になった快適な睡眠が得られ、日中の交感神経の働きが良くなるでしょう。
気持ち良く仕事をするために、お好きな方法を取り入れてみてくださいね。