何から始めればいいの!?わかりやすい社内プレゼンのイロハ
社内会議などでプレゼンを行う予定がある人は、どれぐらいいるでしょうか。中にはこのプレゼンが初めてのプレゼンで、いったいどうすれば良いのかわからず、右往左往している人もいるかと思います。
できることならスマートにプレゼンを行って、自分の評価を上げたいところですよね。ここでは、初めてプレゼンを行う人のために「プレゼンのイロハ」をお伝えしようと思います。
プレゼンはわかりやすさが命!
どんなに良い商品でも、どんなにすばらしいアイディアでも、相手にその良さが伝わらなければ意味がありません。
これはプレゼンでも同じことです。
「プレゼンは、わかりやすさが命!」と言っても良いでしょう。
初めてそのアイディアを聞く人でも「これは良いアイディアだ」と思えるようなプレゼンが、「良いプレゼン」なのです。
わかりやすいプレゼンをするにはいくつか気を付ける点があるので、ご紹介したいと思います。
1.内容と言葉をシンプルにすること
あれもこれも伝えたいと思うと、プレゼンの内容はどんどん複雑になってきます。
しかし、複雑な内容になればなるほど、理解するのに時間が必要です。
プレゼンをする際は、内容をシンプルにしましょう。
全部のことを1つのプレゼンの中で説明するのではなく、「ここだけは知ってほしい」「ここだけは伝えたい」と思う要点のみに絞ってプレゼンの流れを作ることで、相手がわかりやすいだけでなく、自分も伝えやすいプレゼンにすることができます。
どんなに素晴らしいアイディアでも、相手が理解してくれなければ意味がありません。
プレゼンをする際は、どうしても伝えたいポイントだけを抜き出して、それを軸に内容を決めていきましょう。
また、言葉選びもシンプルにすることが重要です。
難しい専門用語ばかりを使っていたり、回りくどい表現が多かったり……こういったプレゼンは、聞いている側にとって苦痛でしかありません。
できるだけわかりやすい言葉を選び、言いたいことは簡潔に述べるようにすることで、プレゼン全体がスッキリとします。
2.論理的な内容にすること
プレゼンをする上で重要なことの一つは、論理的な構成にすることです。
論理的な構成にすることで、相手が納得しやすくなります。
小説やエッセイといった散文の構成では「起承転結」や「序破急」などが使われますが、プレゼンをする場合は次のような構成を心がけると良いでしょう。
A 導入
B 導入部分の解説や今後の予測
C 解決法の提案
導入では、事実を述べます。解決したい問題があるのであれば、ここでその問題の詳細や客観的なデータを掲示しましょう。
導入部分の解説や今後の予測では、問題の原因を解説したり、問題を放置しておいた場合の予測などを述べます。
解決部分の提案は、プレゼンテーションの肝です。ここで具体的なアイディアなどを発表し、そのアイディアを取り入れた際の見通しなどを述べるようにしましょう。
構成を論理的にすることで、発表するアイディアに説得力を持たせることができます。
また、「5W1H(who/what/where/when/why/how)をはっきりさせることで、よりわかりやすく説得力のあるプレゼンにすることができます。
3.事前準備は念入りに
どんなことでもそうですが、練習なしにいきなり上手くできることは滅多にありません。これはプレゼンも同じです。
プレゼンをする際は、入念に事前準備を行いましょう。
資料の作成はもちろん、構成の確認や話すスピードなど、念には念を入れて確認しておくのが鉄則です。
特に、話すスピードは意識してゆっくり話すようにしましょう。
プレゼンをする際は、緊張からか早口になってしまう人が少なくありません。
しかし、それでは聞き取りにくく、いくら良いことを言っていても、相手に伝わらなかったりします。
相手にしっかり伝えるためにも、聞き取りやすいよう努めてゆっくりと話すようにしましょう。
まとめ
プレゼンは、相手にあなたのアイディアの良さを知ってもらうための機会です。
相手に伝わらなければ、意味がありません。
もし自分がプレゼンを受ける側だったら……と想像力を働かせて、受け手第一のプレゼンを考えてみてはいかがでしょうか。