通勤時間は何時間まで?理想的な通勤時間と現実の平均通勤時間

Commuting time

突然ですが、あなたの毎日の通勤時間はどれぐらいですか?

30分という人もいれば、1時間の人もいるなど、毎日の通勤時間は人によってまちまちです。

中には片道2時間以上かけて通勤している人もいるのではないでしょうか。
もちろん、通勤時間が長い人の事情は様々ですが、通勤時間が長いというのも考えものです。
これを機会に、今一度通勤時間を見直してみましょう。

通勤時間が長いと幸福度が下がる?

少し古いデータですが2013年にアメリカで行われた調査によって、通勤時間の長さと幸福度には関係があることが明らかになりました。

通勤時間が長いと、ストレス発散のための趣味の時間や、家族と過ごす時間、自分一人の時間などが減ってしまいます。
その結果、強いストレスを感じて思い悩むことが多くなるのです。

また、研究によって通勤時間が長い人ほど疲れやすいこともわかりました。朝から長い時間満員電車に揺られたり、長距離の運転をしたりすれば、肉体的な疲労も溜まりやすく、朝から疲れてしまうのは想像に難くありません。

ストレスは、長期間放置しておくと健康に大きな悪影響を及ぼします。
通勤時間が長すぎる=長い時間強いストレスを受けやすいというのは、長期的な目で見ると決して良いことではないのです。

それだけでなく、通勤時間が長くなって出勤前に疲れてしまうことで仕事の能率も下がります。
仕事の能率が下がることは、あなた自身にとってはもちろん、会社にとっても喜ばしいことではありません。
より良い仕事をするためにも、定期的に通勤時間を見直してみましょう。

日本人の平均通勤時間と理想の通勤時間

アットホームによるアンケートによると、「日本人の平均通勤時間は58分」とされていて、「理想は35分」なのだそうです。

またSuumoジャーナルの「通勤時間、何分以内ならストレスがかからない?」によれば、通勤に時間が約1時間の人はそれなりにストレスを感じており、現在の生活への満足度も100点満点中60点と、通勤時間が短い人にくらべて低いことがわかりました。

また、先程のアットホームの調査に戻りますが、日本では通勤時間が長くなるほど睡眠時間が短くなっており、通勤時間が長い人ほど睡眠時間を犠牲にしていることがうかがえます。当然、寝不足の状態ですから、健康に良いはずがありませんね。

通勤時間を短くするためにできること

長すぎる通勤時間は、強いストレスを感じやすくなったり、疲れやすくなったり、寝不足になったりとあまり良いことはありません。
どうにかして通勤時間を短くしたいと思っている人も少なくないと思います。
では、どうすれば通勤時間を短くすることができるのでしょうか。

正直に言って、通勤時間を短くするのは容易ではありません。
利用する路線を変えたり、違う道を通って通勤するだけでは、通勤時間を劇的に短くすることは難しいでしょう。
やはり、根本的な解決となると「引っ越し」が最も効果的です。会社の近くに引っ越せば、確実に通勤時間は短くなります。

しかし、そう簡単に引っ越せない人も多いでしょう。
そんな時は、通勤費用は高くなりますが特急や新幹線を積極的に利用したり、早起きをして混雑時を避けたりするのが効果的です。
いつもより早い時間に出勤すると、混雑も避けることができるので一石二鳥ではないでしょうか。

通勤時間が長いというのは、自分の時間や睡眠時間、家族との時間を犠牲にしているということでもあります。当然、OQL(クォリティ・オブ・ライフ。生活の質)の低下にもつながってくるので、今一度通勤時間を見直してみましょう。
そのうえで、できる範囲で構わないので、通勤時間を短くする工夫をしてみてはいかがでしょうか。

ダウンロードはこちらから

お知らせ