【実録】名古屋走りの原因は○○だった!~駐車場管理会社が語る、名古屋でさえも嫌われる本当にダメな運転マナーはコレだ~
こんにちは、スマートパーキング代表の吉川です!
スマートパーキング・ラボでは、駐車場ユーザーの皆さんに役立つ情報や、スマートパーキングが注目しているモノ・コトについてお伝えしています。
今回は、名古屋の禁断の運転事情に切り込んじゃいます
今年は早々に梅雨が明け、瞬く間に夏がやってきましたね!
子どもたちも夏休みに入り、お出かけが楽しい季節となりました。
普段より車で移動する機会が増える!という方も多いのではないでしょうか?
そうなると、不慣れな道を走らなければならないこともありますよね。
慎重に運転したいところですが、どんなに自分が注意を払っていても、「えっ?」と目を疑う場面に出くわしてしまうことが往々にしてあります。
そう、我らが名古屋は、全国的に見ても特に
「運転マナーが悪い」
と言われています。
ウインカーをつけずに進路変更するのが当たり前だったり
右折待ちの車を左側から追い越して右折したり
横断歩道で横断待ちの歩行者を無視したり
信号が黄色(場合によっては赤)に変わっても、ためらいなく交差点に進入したり〔※1〕
信号が青に変わった瞬間を狙って、直進車より先に右折したり〔※2〕
一時停止の標識は無視される…
※1…俗に「黄色まだまだ、赤勝負」と言われる状態。
※2…兵庫県のとある地域では「播磨道交法」、愛媛県のとある地域では「伊予の早曲がり」、長野県のとある地域では「松本走り」と呼ばれているもの。
もちろん、「播磨道交法」や「伊予の早曲がり」、「松本走り」然り、どれも名古屋に限ったものではありませんが…
残念ながら、こうしたマナー違反が横行するあまり、“名古屋走り”なんていう呼び名までついてしまっている有様です。
きちんとマナーを守っているドライバーの皆さんが、いわゆる“もらい事故”を恐れながら車を走らせなければならないというのは、なんとも悲しいことですよね…。
しかし、そんな不名誉の渦中にある名古屋の人々ですら、心の底から嫌がっていることがあります。
それは…
「路上駐車」
そう、いわゆる“路駐”です。
以前の記事でもご紹介した通り、危険につながる路上駐車は法律上で禁止されています。
罰則も規定されており、本来なら厳しく取り締まられて然るべきものです。
それでも、少なくとも名古屋では、路上駐車が常習化してしまっている場所が数多く存在するのが事実…。
それによって事故を引き起こしかねない危険運転を助長してしまっていることも少なくありません。
路上駐車が“名古屋走り”をうながしていると言っても過言ではないでしょう。
では、名古屋人はどれだけ路上駐車のことを嫌っているのでしょうか?
それを確かめるべく、スタッフ2名に体を張ってもらい、名古屋の道路状況を検証してみました!
1.一番左の車線とは絶交
名古屋の市街地を走ってみると、実は異様な光景が広がっていることに気がつきます。
それは…
一番左の車線(第一通行帯)を…車が走っていない……!
何かと忙しい現代人のこと、できることならば少しでも早く目的地に着きたい!と思うのが常ではないでしょうか?
「これだけガラ空きなんだから、左から抜かしていけばいーじゃん!」
と考えるのが賢明でしょう。
それでも、やっぱり多くの人は左の車線を走らないのです。
その理由が、コレ。
この2枚の写真、どちらも栄周辺の様子を撮影したものです。
車道の左端をよく見ると…並んでいますね、何台もの車が。
そう、名古屋で運転すると、かなりの確率で路上駐車をしている車に遭遇するのです。
仮に一番左の車線を走り、路上駐車をしている車に遭遇してしまった場合、右隣へ車線変更をして障害物(=路上駐車車両)を避けなければなりません。
しかし、ここで難点となるのが、クルマ大国・名古屋の交通量の多さ…。
車線変更をしたくても、なかなか十分な車間に出会うことができません。
この現状に、本来であれば歩道ぎわを走りたいはずの路線バスですら、しばしば第二通行帯を走っている始末です。
バス停のすぐそば(※駐停車禁止場所です!!)に駐車している車のせいで、すごーく停めづらそうにしているバスを見かけることも…。
バス停にぴったり横づけすることが叶わないため、これではせっかくのノンステップバスも台無しですね。
さらには、なんと交差点間際(※こちらも駐停車禁止場所です!!)に駐車している車も…。
その交差点を左折したい車としては、やむなく第二通行帯からハンドルを切らなければならないことになります。
無事に交差点を曲がりきれたとしても、その先に路上駐車をしている車がいることもあるため、とても教習所で習った通りの「キープレフト」なんて走り方はできない状況です。
名古屋では、車を運転する年頃になった子どもさんに、親御さんから「一番左は走るなよ」とアドバイスするケースもあると聞きます。
いかに名古屋人が路上駐車を嫌っているか、お分かりいただけるのではないでしょうか?
2.仕方なしの車線またぎ
一番左の車線を走れないとなると、ひとつ困ることが出てきます。
左折のタイミングです。
その先の交差点、左折したいんだけどなぁ…
左手にあるお店に入らなきゃいけないのに…
そう思いつつ、いつ路上駐車車両が現れるか分からないため、完全に第一通行帯に入ってしまうことにためらいを感じる人も少なくないのではないでしょうか?
この躊躇する気持ちが全面的にあらわれてしまった結果として、車線をまたいで走ってしまう車を見かけることがあります。
例えば、検証スタッフが運転する車の2台前を走るコチラの車。
なんかちょっと左に寄っているの、見えますか?
もしやこれは…と思いつつ、検証スタッフが注目し始めた15秒後…
あっ!
案の定、車線をまたいで走っています!!
さらに5秒後、完全に一番左の車線へ移りました。
なるほど、左へ車線変更したかったのですね。
手前にいた路上駐車車両がネックとなり、思い切って車線変更ができずにいたことがうかがい知れます。
ちなみに、かの車が車線またぎをするまでの間に停まっていた路上駐車車両は、なんと5台!
そりゃこれだけ路上駐車車両がいたら「まだいるかも…」と思ってしまいますよね…。
今回の検証中には出会いませんでしたが、左を走る車が車線をまたいでしまったがために、その右隣を走る車も、衝突を避けようと揃って車線またぎをかましてしまう場合もある…などという風の噂も耳にします。これは危ないですね…。
先ほども述べた通り、名古屋は交通量が多いため、一度車線変更をしてしまうと、元いた車線に戻るのがかなり大変だったりします。
そんな事情もあいまって、行く先の路上駐車の状況を確認しようと、つい車線をまたいだまま走る車が出てきてしまうようです。
名古屋人がいかに路上駐車に迷惑しているか、感じていただけるのではないでしょうか?
3.恐怖の笹島交差点
皆さんは「笹島交差点」をご存じでしょうか?
名古屋駅のすぐ東側を南北に走る名駅通と、名古屋駅の南側を東西に抜ける広小路通が交差する、とても大きな交差点です。
要するに、超メインストリート!交通量もバカになりません。
この笹島交差点こそ、名古屋人が路上駐車を嫌う瞬間が垣間見れてしまう最たるものなのです…!
概略図に書き起こすと、こんな感じの交差点です。
(※スタッフによる手書きのため縮尺等異なりますことご了承ください)
実はこの交差点、南から北へ進む側の左折と、北から南へ進む側の右折が同時に可能になる瞬間があります。
いわゆる「青青信号(※)」のような状態です。
※青青信号…異なる2方向が交わる場所で、双方から同時に進入することが可能となる状態。
そうなると、南からも北からも、西に向かって一気に車が流れ込んでいきます。
ちょっとハンドルさばきに神経は遣いますが、こういう類の交差点はほかにも存在するわけです。
「左折する車が左側、右折する車が右側の車線に入ればいいよね!」
と考えれば、別に問題はありません。
路面にも標示があるため、その通りに進めば、基本的には何も気を揉むことはないはずなのです。
しかし!
残念なことに、そうは問屋が卸しません。
なぜなら、曲がった先には必ずと言っていいほど常時、路上駐車の車がいるからです…!
その結果、何が起こるかというと…?
左折車も右折車も、みんな右側の車線に流れ込んできてしまいます!!
ここで注目していただきたいのが、南側から北進している第二通行帯の左折車です。仮にA車と呼ぶことにしましょう。
正面から向かってくる右折組・B車は、その後右折専用レーンにつながる一番右の車線を避け、右から二番目の車線を狙って曲がってくるのが一般的です。
それを避けるために、A車は極力左寄りの車線を目指したいところです。
しかしA車の左隣を走るC車は、その先にいるであろう路上駐車車両を懸念し、お構いなしに第二通行帯へとまっしぐら!!
B車を避けて左に寄ろうと試みるA車にとっては、冷や汗の出る事態以外の何ものでもありません…。
実際に検証スタッフが見てきた様子がコチラです。
検証スタッフの乗る車が、ちょうどA車に相当します。
左から頭を出してきたC車、もはや一番左の車線を目指す意思はなく、本来A車(=検証スタッフ)が向かうはずの車線へと突っ込んできています。
これは華麗にかわすことに成功したものの…
そこへ間髪入れずに正面からB車が登場!!
検証スタッフの目の前すれすれを我が物顔で走り去っていきました…。
曲がり切ってみると、C車が懸念した(と思われる)通り、数台の路上駐車車両が…。
案の定、C車はこちらの車線を経由したのち、目的地とおぼしき左手の建物に入っていきました。
ただでさえ難しい右左折を強いられる笹島交差点。
ここに路上駐車が加わることで、一瞬の気の緩みが大事故につながりかねないくらいの危機的状況を生み出しているのです。
路上駐車はダメ、絶対!!
いかがでしたか?
いわゆる“名古屋走り”は、「自分さえよければいいや」という自己中心的な考えに基づいた走り方が多いように感じます。
そんな身勝手さが凝縮されてしまっているのが、路上駐車なのかもしれません。
「みんな停めてるし、ちょっとくらい大丈夫だろう」
…などと思って路上駐車をしてしまってはいませんか?
その軽はずみな気持ちこそ、名古屋には路上駐車がたくさんいる!という共通認識につながり、今回挙げたような不可思議な走り方を引き起こしてしまう元凶とも言えるでしょう。
路上駐車をしてしまえば、巡り巡ってあなたのもとにも恐怖の運転体験が訪れてしまうかも…!?
「駐車したいな」と思ったら、ぜひお近くのコインパーキングなどをご利用ください。
当て逃げされる危険性や、駐禁を切られる可能性からも逃れられ、一石数鳥間違いなしです!
あなたのその心がけが、名古屋の運転にまつわる常識を変えるかもしれません…!
マナーを守って快適にドライブを楽しみたいですね♪
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*本記事掲載の情報は2016年7月31日時点のものです。改定などにより実際の内容とは異なる場合がございます。ご利用の際は、必ず現地でご確認ください。