自転車通勤者のための着替えを選ぶ3つのポイント&着替えられない時の対処法

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突然ではありますが、通勤手段として自転車を用いている方は、通勤時と勤務時とで着替えていらっしゃいますか?
着替えている方も、いない方もいらっしゃるかと思いますが、「自転車通勤時には着替えを確保しておく」ことを推奨します。

というのも、皆さんすでに身に染みているでしょうが、自転車を漕いでいると、汗をかいてきますよね。
そして、汗をかき続けると汗臭さも出てきますが、人間の感覚というのは良くも悪くも慣れるもので、臭いが分からなくなってしまいがち。

自分では臭っていないと思っていても、周囲の人からすれば十分に汗臭く感じてしまい、実は不快に思われているかもしれません。
社内の人間関係、ひいては社外との関わりにも影響を及ぼす可能性は否定できないでしょう。
また、たとえ制汗剤を使用して汗臭さは軽減したとしても、汗染みが残ってしまっていてはやはり問題です。

では、自転車通勤時には、どのような服装がふさわしいのでしょうか?

1. ズボンの裾や丈に気をつける

まず気をつけるべきは、ズボンの丈です。
普通の長さの丈のズボンを身に着けていると、自転車に擦れて汚れてしまったり、最悪の場合、ペタルや車輪に裾が巻き込まれたりしかねません。

自転車に当たらない程度に裾を捲るだけでは、漕いでいるうちにせっかく折った裾が下がって巻き込む危険性があるので、オススメは自転車に乗るとき用の裾止め(バンド)です。

スポーツ用品店のほか、Amazonや楽天市場などの通販サイトでも購入できます。
シンプルに裾を固定するだけのものもありますが、中には反射材が付いているものや蛍光色のもの、さらにはLEDが付いているものもありますので、日が暮れてからも自転車に乗る予定がある方はそうしたものを選ぶとより安全性が高まるでしょう。

2. 季節によって服装を変える

洗濯物が増えるのが面倒だからと言って、自転車通勤時の服装が一張羅だったりしませんか?
ですが、季節ごとに服装を変えた方が、自転車通勤時の快適性がグッと良くなりますよ。

特に意識すべきなのは、夏の服装。
つい涼しさを求めて半袖を着たくなるかもしれませんが、それは避けた方が無難です。
自転車で風を切る時の涼しさよりも、日差しの暑さと日焼けに悩まされる割合の方が多くなってしまうでしょう。
夏だからこそ長袖を着るなど、肌を露出しないような服装を意識し、日焼け止めを塗って日焼け対策もしっかり行いましょう。

また、冬の服装も気をつけておきたいところ。
寒いので厚着をするかと思いますが、自転車に乗っていると、意外に冬場でも汗をかいてしまうことがあります。
しかし、やはり気温は低いことに変わりはないので、汗をかいたまま放置してしまうと風邪の原因になってしまう可能性も。
厚着をするにしても羽織れるような上着にして、簡単に調節ができるようにしておくといいですね。

3. 専用のウェアを着るのもひとつの手

より快適な自転車通勤をしたいのであれば、自転車に乗る際の専用ウェアを確保するのもひとつの方法です。
…といっても、専門店でもセットで売られていることはほとんどないため、必要に応じて個々に確保する必要があります。
フルともなると、それこそ頭から足先まで揃えることもできますが、まずは、上半身(サイクルシャツ)、下半身(サイクルパンツ)、手袋(サイクルグローブ)から揃えることをおすすめします。

そこまで揃える余裕がない、あるいはもっと少ない投資で様子を見たい…という方は、自転車に乗る時用のウインドブレーカーを確保しておくだけでも違ってきますよ。

なお、バッグも自転車通勤専用のものを持っておくと、より快適な通勤ライフが送れます。
スーツや制服を持ち運ぶ必要が無いのであれば、必要なものが入るサイズのメッセンジャーバッグが便利ですが、もしスーツや制服を置いておけない勤務先の場合、それらが入るような大きめのメッセンジャーバッグか、リュックサックを選びましょう。

どうしても着替えができない時には

ここまでご紹介してきた通り、基本的には着替えを持っておき、通勤時と勤務時でしっかりと着替えるのがおすすめです。
しかし、どうしても着替えるタイミングが無い…という職についている方もいらっしゃるかと思いますので、その対処法をお伝えします。

重要なのは、汗や皮脂によるシミや汚れを極力防ぐことです。
一度付いてしまうとなかなか取れない襟や袖口の汚れは特に厄介ですが、同時に、これらは対策しやすい箇所でもあります。
首元を緩めた上で襟と首の間に入れるようにタオルを巻いたり、アームカバーを着けるなどして、シャツと肌があまり直接触れないように工夫してみましょう。

また、可能であれば、ズボンを直接肌に触れさせないようにするために、スポーツ向けの下半身用インナー・アンダーウェアも履いておくとベターです。

また、最近では、自転車通勤者に向けて作られたスーツというのも存在します。
例えば、AOKIからは、アクティビストスーツというものが発売されています。ポリエステル100%の生地で作られているので、伸縮性があってしわになりにくく、家庭の洗濯機でも選択可能。さらに、襟裏には反射板が付いているなど、自動車通勤者にとっては嬉しい特徴を多く持っています。いざという時のために、こうしたスーツを持っておくのもいいでしょう。

自転車通勤向けのスーツはしわになりにくい作りになっているものが多く、着替えることはできるけれどスーツを置いておける場所が無く、持ち運ぶ必要がある場合にも便利ですから、持っておいては損はしないはず。

せっかく、毎日行う必要のある自動車通勤。
自転車を漕ぐ時の着替えと、着替えられない際の対処法、両方を備えた上で、少しでも快く行えるようにしていきたいものですね。

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