夏だから花火を見に行こうよ!本日開催予定も含むおススメの3大花火大会【駐車場情報あり】
こんにちは、スマートパーキング代表の吉川です!
スマートパーキング・ラボでは、駐車場ユーザーの皆さんに役立つ情報や、スマートパーキングが注目しているモノ・コトについてお伝えしています。
夏真っ盛りの中、各地で行われるのは、”花火大会”です。週末ともなればたくさんの人出で、周辺は大混雑してます。それでも、夜空に上がる綺麗な花火を近くで見たいと、思ってしまいますね。そう思わせる夏の風物詩、花火はどこで始まったのでしょうか?いったいどれだけの種類があるのでしょうか?
今回は、そんな魅力的な花火について、調べてみました!打ち上がるまでの待ち時間の小ネタとして活用してくださいね。
そして、まだまだ間に合う!花火大会と駐車場情報も、ご紹介します。
ぜひ、最後までお楽しみくださいね。
花火の歴史を知ってビックリ!ヨーロッパと日本で発展する
国内外でも有名な日本の花火ですが、なんと発祥の地ではありません。お隣の中国なのです。爆竹を使用したことが始まりとされますが、実際のところ正確な記載のある書物はありませんが、中国が発祥なのは、変わらないようです。この時点ではまだ、花火というより、火薬として使われています。武器としては不明ですが、敵に対して火事を起こしたり、威嚇したりしています。
また、打ち上げ花火として技術を発展させたのがヨーロッパ諸国です。これにも驚きましたね。
日本とヨーロッパで、どんな風に発展していったのでしょうか?
ヨーロッパでは上流社会で発展する
ヨーロッパへ伝わったのが、13世紀以降とされています。祝砲(祝意を現わす空砲)を大きくしたり、煙に色を付けたり、まだ花火のイメージと違うものでした。その後、中国から大陸を渡り、ヨーロッパに技術が伝わったとされ、主にイタリアで火薬と花火の生産が行われるようになりました。
ヨーロッパでの花火は、王侯貴族により発展していきます。権力の象徴、王や貴族が主催する行事など、力を誇示するために使われていました。
また、打ち上げ花火は、イタリアで作られてという説もあります。
花火の技術は、意外にもヨーロッパ諸国で進歩していきます。
例えば、”イングランド”
16世紀になると、王室で軍隊に花火師を雇います。そのための規則を定めました。戴冠式や結婚式など、王室行事が行われるときには、テムズ川で水上花火を楽しんだとされます。
そして、花火師を育成する学校が設立されたのは、”デンマーク、ポーランド、スウェーデン”
優れた花火師がたくさん誕生しました。中でも、デンマークの優れた花火師は、イングランド王室に呼ばれ、行事に花火を打ち上げています。
ヨーロッパにも夏祭りに花火を打ち上げる風習がありますが、北欧スェーデンでは新年を迎える冬に花火を打ち上げます。
王侯貴族によって花火の技術が進歩したヨーロッパでは、いまもなお、王室や国が行うイベントして、大事に受け継がれています。
日本では、見物することから始まりました
出展:http://mag.japaaan.com/archives/6973
どんな目的で、いつごろから花火があるのか、定かではありません。
室町時代の書物には”唐人・宣教師”が花火らしきものを、披露したという記録があります。これは江戸時代に入っても同じで、有名な武将、”伊達政宗・徳川家康”も城内にて見物したとされています。まだ、日本人が花火を作り始めたという印象は、ありません。
では、いつから日本人は、花火の技術を学び打ち上げたのでしょうか?
諸説ありますが、どれもこれといった根拠がなくまた、戦国の世であったことから、戦に使う大事な火薬を娯楽とまではいかなくても、戦以外で使用されたとは、考え難いとされています。
そんな戦乱の世が治まった江戸時代。徳川幕府によって公式に、火薬の製造・管理を任された土地があります。それが愛知県岡崎市を中心とした三河地方です。言わずと知れた”徳川発祥の地”です。今もなお、全国的に有名な花火大会が行われ、多くの問屋が存在します。(のちほど紹介します!)
戦がなくなったことで、火薬の使い方が変わり、花火も打ち上げられるようになりました。そして、あの有名な花火業者が誕生します。
鍵屋・玉屋による花火競演!!
どちらも江戸時代に活躍した花火業者です。
花火の宗家である”鍵屋”、鍵屋から暖簾分けされた”玉屋”。花火が打ち上がる時のかけ声、”かぎや”、”たまや”は、屋号をそのまま賞賛としているんですね。
隅田川の川開きに花火を打ち上げる二大花火師。上流を玉屋、下流を鍵屋が担当します。競うように打ち上げるのですが、当時、人気があったのは、”玉屋”でした。花火を見て、声が上がるのは、”たーまーや”でした。また、浮世絵に描かれるのも玉屋の花火でした。しかし、玉屋は火事を出してしまい、財産没収、江戸からの追放となり一代で家名断絶します。当時は、火事を起こすことが何より重罪でしたので、玉屋も厳しく罰せられました。逆に、鍵屋は花火の製造こそやめましたが、現在も、打ち上げ花火専門業者として存在します。
ご紹介した二大花火師の他にも花火業者はいましたし、大名の配下にいた火薬職人たちによって、それぞれ異なる方法や演出で花火を盛り上げてきました。技術と発展は、お互いにライバルでありながら、良いところを取り入れていくことができたからだと、考えられます。
江戸時代の二大花火師のエピソードまで来て、私たちがイメージする花火らしくなってきましたね。
明治時代になり、花火に色ができた!
これだけ盛り上がってきた花火ですが、江戸時代の花火には、まだ色がありませんでした。明治時代になり開国され、海外から入った多くの薬品によって、出せなかった色が出せるようになりました。
- 塩素酸カリウム
- アルミニウム
- マグネシウム
- 炭酸ストロンチウム
- 硝酸バリウム
以上が色が出せた、主な薬品です。
新しい薬品の取り扱いには、そうとう苦労したようです。事故も多発しました。
それ以後、法律が定められたり、花火師として火薬が取り扱える資格を整えたり、安全を意識した動きがみられます。
花火として長い歴史がありながら、始まりが定かではなかったり、日本が世界に誇るものと思いながら、ヨーロッパで盛んであったりと、今までの常識が覆されました。でも、変わりないのは、たくさんの人たちよって、技術が進歩して、誰もが楽しみにしている花火が打ち上げられることです。
想像できますか?花火の種類と大きさについて
さぁ、花火の歴史が分かったところで、今度は打ち上げられる花火の種類と大きさについてです。
見ていると様々な種類や大きさが存在することは、分かりますが・・・詳しくは知らない人の方が多いですよね。
”玉”と呼ばれる物が、夜空に打ち上げられて初めて”花火”となります。この球の中には、色や大きさや打ち上げる高さまで計算され、火薬が詰められていきます。
まずは、打ち上げ花火の種類について。大きく分けて5種類あります。夜空に打ち上げられる花火をイメージしながら読んでくださいね。
割物
夜空に円を描く代表的な打ち上げ花火です。実際にはどこから見ても丸いので、球状をしています。
菊の花のように尾を引いて広がるものを”菊物”
尾を引かないものを、同じく花の”牡丹”に例えて、”ボタン物”
二重の球状になるものは”芯物”
ポカ物
こちらは、夜空で球状にはならず、一つ一つがランダムに飛び散るものです。”蜂”と呼ばれる物があります。正にそんなイメージですね。
型物
先ほど紹介した割物が球状ではなく、土星のような形をしています。
音物
こちらは、夜に打ち上げる花火と違います。昼間に音が鳴ることで、イベントの開催を合図したり、アピールするものに使用されます。合図の役目として主に使われる回数は、3回連続と5回連続です。音を連続して鳴らす時には、3回連続で”3段雷”、5回連続で”5段雷”と言われます。
袋物・吊物など
昼花火と呼ばれるものです。花火大会で見るというより、家族や友達と花火をした時に登場しました。袋状に作られた人形、パラシュートに吊った煙玉・旗などがゆっくりと落ちてくるものです。特定条件下以外の打ち上げが禁止されています。
次は、花火の大きさについてです。打ち上げ花火は、”玉”の大きさによって決められます。
私たちには、あまりなじみのない、”寸、尺”という単位を使います。
(一寸が約 3.0303 mm、一尺が約30.3cmです。)
直径約6.06㎝の二寸玉(2号玉)から直径約60.6㎝の二尺玉(20号玉)、続いて三尺玉(30号玉)、四尺玉(40号玉)まであります。
では、実際に夜空では、どれぐらいひろがるのでしょうか?
二尺玉は直径約500m程度、世界最大といわれている四尺玉は直径約800m程度まで広がります。
こちらは、まだ実用化されていませんが、世界最小の打ち上げ花火も存在します。玉の直径1cm、打ちあげる距離は2m。
また、テレビの企画で作り上げられたのが、夜空に直径約1kmになる”玉”が作られました。その大きさ”四尺三寸”です。残念なことに玉が重たすぎて上昇せず、失敗に終わりました。
どちらも今後に期待したいですね。
おまけネタとして、花火はいくらするのか?
花火の種類、複雑さ、花火師により価格が大きく異なります。一般的な打ち上げ花火の一発あたりの相場です。
- 3号玉が約3,400円
- 5号玉が約1万円
- 10号玉が約6万円
- 20号玉が約55万円
- 正三尺玉が約150万円
- 正四尺玉が約260万円
決して花火を見ながら、計算はしないでくださいね。
夜空が、お金に見えてしまわないように、割物を見る時のポイントを押さえておきましょう!
- 玉の座りがしっかりしているか。玉が昇りつめた点で焔開いていることを「玉の座りがしっかりしている」という。きれいに広がるための重要なポイントである。
- 盆が取れているか。星が盆のように真ん丸に見えているか。
- 消え口が揃っているか。星の色が一斉に変化し、一斉に消えているかである。ただし、わざと消え口をずらしている花火もある。
- 星がまんべんなく広がり、歯抜けになっていないか。
- 星の発色が良く、はっきりとした色が出ているか。さらに、星をどのように配色するかは花火師の個性が発揮される重要なポイントである。
花火大会では、次々と打ち上げられる花火を見るので、なかなかポイントを押さえることは難しいかもしれませんね。こちらも小ネタとして、利用してくださいね。
その他の花火
主に打ち上げ花火を紹介してきましたが、他にも花火はあります。